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農業

遠く北海道へ移住してチャレンジしたかった「畑作」とは?
農業の種類もおさらいしながら思い返してみました。

こんにちは、タドコロです。

今日はタイトルの通り、

十勝の農業について、移住して現在に至るまで

学んだことや感じたことを書いていければと思います!

 

信州長野県から移り住んでもうすぐ3年になります。

詳しい自己紹介はこちらから見てみてください🙇

(クリックで過去の記事にジャンプします👆)

まだまだ知らないことや慣れないこともありますが、

昨年1年でやっと農業者としての大きな1歩を踏み出せた気がします!

そんな私たちの取り組む「畑作」というジャンルについてご紹介します。

「農業」っていろいろありますよね…!

農業の種類として、

◦田畑を耕して作物を作る「耕種農業」

◦動物を育てる「畜産農業」

に大きく分かれます。

 

「耕種農業」のなかには主に、

◦米を育てる「稲作」

◦広い畑で作物を育てる「畑作」

◦屋外の畑で作物を育てる「露地栽培」

◦ビニールハウスなどの屋内で作物を育てる「施設栽培」

◦樹木に実る果物を育てる「果樹栽培」

◦観賞用の植物を育てる「花き栽培」

があります。

「畑作」と「露地栽培」って何が違うの??

自分で書いていても「紛らわしいな」と思いました(笑)

 

実際の明確な違いは私もわかっていませんが、

「露地栽培」はスーパーの青果コーナーに並ぶ野菜で

根菜類や葉物類などがパッと思いつく作物です。

トマトやナス・ピーマンなども露地で栽培できますが、

寒さに強くないので施設内の栽培が多いのではと思います。

以前ご紹介した私の実家の農業形態は

間違いなくこの「露地栽培」に分類されます。

山間の土地を巧みに利用して、

レタスや白菜などを栽培し出荷します。

 

対して「畑作」ですが、

広い畑で栽培されることが多い穀物や豆類・芋類など

ザ・十勝っぽい耕種農業をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

写真で見るとどっちも「広い畑だ~」と思うかもしれませんが、

経営面積としては実家と今の十勝の農場では、

約10倍ほどの差があるんです…!!

 

「露地栽培」はビニールマルチなどの資材で畑地を覆ったり、

手作業で丁寧に細かく作物を世話できる規模に対して、

「畑作」は畑に機械を用いて種や苗を植えていき、

収穫も機械で豪快に行っていく規模というイメージです。

 

なんとなくでも伝わっていたら嬉しくて泣きます😂

「畑作」の何に惹かれたの??

私たち夫婦は「新規就農」というかたちで、

何の縁もゆかりもない場所で畑や機械を買って

農業を始めるぞー!!と意気込んで移住をしました。

 

実家が農家なので「レタス農家はやらないの?」と

聞かれることも多くあり、そう思う気持ちもよくわかります。

 

お話ししてきたとおり、

生まれてから「露地栽培」とは密接な関係にありましたので、

良い面も悪い面も見たなかで"私たち夫婦"や"新規就農"という

さまざまな側面との相性が良くないなと(個人的には!)思った経緯もあります。

 

レタス農家で毎日家族や従業員さんに囲まれて

ワイワイと大所帯で収穫作業などを行う楽しさや、

(青果物のため)毎日出荷があり収入も定期的に入ること、

畑が程よい大きさなので計画の立てやすさや作業の達成感など

さまざまなメリットは肌で感じてきましたし、レタス農家は今でも大好きです。

 

ただ、ゼロから農業を始める私たち夫婦にとって

「従業員さんを雇い入れる責任」というものはすごく大きく感じました。

もし経営に何かあってお給料が払えない…なんて本当に困ると思いました。

それに関していえば、露地栽培に限らず施設栽培や果樹・花きのほとんどに

継続的な家族以外の人手が必要不可欠だということが考えられます。

 

対して畑作は、家族経営で安定した収入を得ている農家さんが多いです。

収穫時期の農産物の選別作業などは一時的にアルバイトさんを雇いますが、

基本的には農繁期を通して固定の従業員さんが必要というケースはあまりないようです。

 

栽培品目は主に

*豆類(大豆・小豆など)

*小麦(うどん用・パン用など)

*じゃがいも(青果用・加工用・澱原用)

*甜菜(砂糖の原料)

があり、価格の変動は大きくありません。

取引先もJAさんがしっかり引き取ってくれるので、

「売り先を探さないと…!」という心配もありませんでした。

ゼロから始める農業としては価格や取引の安定は参入のしやすさを感じ、

とにかくメインは栽培技術の習得に力を入れたかったので魅力的に感じました。

 

また、北海道の広大な農地を大きなトラクターで作業するのは

とても豪快でかっこいいなぁという単純な気持ちもありました!

春~秋の農繁期のみで、冬は農業以外にも時間を使えるのも魅力でした。

 

…そんなことを考えながら「畑作っていいな」という考えに至りました。

 

夫婦で意見が分かれて~ということもなかったので、

それぞれのイメージが各々の性格にも合っていたのではないでしょうか。

実際に初めてみても「こんなはずじゃなかった…!」は今のところありません。

 

畑作農業は農地を最大限に利用して、

種まきから管理・収穫までほとんど機械で行います。

果てしない広さの畑なので、作業の終わりの達成感は物凄いです。

機械作業が多いので私でも男性陣と同じ感覚で取り組むことができます。

 

「畑作の魅力」とはいってもかなり合理的な考えが主ですが、

実際に始めてみないとわからない感覚的な魅力はたくさんあります!

 

画像や文章で少しずつお伝えしていけたらと思います。

何か質問等あればお気軽にコメントください!

 

ここまで読んでくださりありがとうございました🙇♡

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タドコロ ユウカ

十勝で農家になった信州人。レタス農家の娘。
2020年に移住し、本別町の認定新規就農者となる。
第27代「とかち青空レディ」として1年間活動。

農作業のなかではトラクター操作がダントツで好き。
マイブームは今年我が家に迎えたばかりの
シベリアンハスキーの「しべた」と遊ぶこと。
Photo by Miho.K (Instagram@kanmiho818)

https://www.instagram.com/tdk_yk/

  1. スケールの大きさが、意気込みと共に良く伝わってきました!
    ハスキー犬との写真、待っています!!!

    • コメントいただきありがとうございます!
      まだ慣れない文書を読んでくださり励みになります…!
      わんこの写真もまた準備して載せますね😉

この記事へのコメント