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とかちファンミーティング

裏話

今年の夏に行われた
「とかちファンミーティング」についてご紹介します!

今年の7月27日・28日に、東京都港区新橋にある「ザ コアキッチンスペース」にて「とかちファンミーティング」が開催されました。

今回の記事では開催の様子や内容などをレポートしてまいります。

 

「とかちファンミーティング」は、とかちファンの方々の知見を、十勝の人や企業に反映し、地域産業の活性化を図っていくことを目的とした事業の一環として開催されました。

 

7月28日は令和2年に開催されたとかちファンミーティングにご参加頂いた方々と十勝で特色のある事業を展開する3つの企業にお集まりいただき、新たな十勝での事業構想について一緒に考え、熱く語り合っていただきました。

とかちファンミーティング

2日目オープニング!

オープニングは1日目同様、フードバレーとかち推進協議会の会長である、帯広市長の米沢則寿 (よねざわ のりひさ) が挨拶。

 

「感染症によって人々の働き方・暮らし方が変化し、基本的な価値の必要性がまた見出される時代になってきたように思います。新たな事業構想が始まっていくことに、期待を寄せています。」

 

また、本事業の協賛者である株式会社アルプス技研の松井利夫(まつい としお)創業者最高顧問からもご挨拶いただきました。

 

「なぜこのような事業が起こるほどに、十勝に人が惹かれるのか。ベンチャー精神やチャレンジ精神、自分たちで築き上げていく強さが十勝にはあるように思います。この会が、十勝のさらなる発展につながっていくことを願っております。」

 

お二人の言葉を受け、参加者はより今回のファンミーティングへ意気込んだように見えました。

とかちファンミーティング

本日の進め方

今回のファンミーティングは、2つのグループに分かれて進行。

十勝から3つの事業者にお越しいただき、それぞれの設けたテーマについて、参加者+ファシリテーターで編成されたチームで、グループワークをしていきます。

 

グループワークの流れは以下の通りです。

 

①各事業者からプロジェクトを説明

企業概要やプロジェクトのテーマ・内容を、事業者から直接説明していただきます。

 

②個人ワーク

プロジェクトに対して感じたこと、アイデアを付箋に書き出していきます。

 

③グループトーク

書き出した付箋をグループ内で発表します。

 

④発表

全体に向けて、グループ内でまとめた考えを発表します。

 

⑤企業からフィードバック

事業者から発表に対する感想・コメントをいただきます。

 

それぞれの事業者から直接説明をうけ、その場でフィードバックをいただける。

参加者にとっては嬉しいグループワークなのではないでしょうか。

とかちファンミーティング

グループワーク①株式会社そら
テーマ:GTP〜十勝の地域内総生産の拡大に貢献する〜

「大学時代に十勝を訪れ、十勝に魅了されました。前職である野村証券株式会社に入社後も異動届を提出し、十勝に移り住むようになりました。そこで中札内村にあるグランピングリゾート フェーリエンドルフに出会い、観光事業や起業家支援を目的に会社を設立しました。現在は冷燻工房を新設し、食品製造・販売事業等を展開しています」

と、これまでの歩みを語ってくださいました。

 

そんな多角的に業務を展開している株式会社そらと、今後進めていきたいと思うプロジェクトを参加者の皆様に考えてもらいます。

 

今回掲げているテーマ「GTP」とは、グロス・十勝・プロダクトの略。

十勝のファンとともに、十勝ならではの新しい事業を考えたいという想いから名付けたとのことでした。

 

グループワークでは、ひとりひとりじっくりと自身のアイデアやイメージを発表。

互いの意見を食い入るように聞きこみ、時には活発に協議している場面も見られました。

中には本格始動も思わせるような、緻密に練られたリアリティのある案もありました。

そんな各グループの発表の一部内容をご紹介します。

 

【グループA】

・会社員をターゲットにしたワーケーションを絡めた場の提供

仕事終わりにすぐ羽を伸ばせる場がほしいと考える会社員は多いはず、という考察から、ビジネス交流の場となるBARやイベントを東京で定期開催。それによってより、参加者同士での繋がりを活発化させていきたい。

 

・オンライン授業を受けられる場をつくる

アメリカのミネルバ大学が実際にやっているプロジェクトを十勝でも実施するというアイデア。ミネルバ大学では、学校という施設をもたずに世界各国の寮からオンラインで授業を受けられるという受講システムを実践しており、生徒は毎年拠点となる場所を変えながら勉強をしている。十勝の廃ビルや廃校を活用した寮をつくり、生徒に1年間十勝での寮生活をしてもらうことで、十勝に住むきっかけが生まれたり、関係人口が増えることが期待される。

 

【グループB】

・農業を生かしたキッザニアの実施

キッザニアとは、子どもたちが楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」のテーマパーク。子どもたちは好きな職業を本格的な設備や道具を使って体験するこができるということから、農業が体験できるキッザニアを十勝につくってみるのは?というアイデアでした。

 

・足問題の解消

十勝を訪れる際にどうしてもネックとなってくる移動手段。特に冬道に慣れない人や運転のできない人からすると、それだけ旅先・移住先の候補から外れてしまうという課題から、デマンド交通(あらかじめ決まった時間帯に決まった停留所を回るのではなく、予約を入れて指定された時間に指定された場所へ送迎する交通サービス)の活発化や地元バス会社と協働して回遊性を高める動きを生み出すという案。

 

株式会社そらであれば実践も可能なのでは?という発想豊かなアイデアがたくさん出たグループワーク1回目となりました。

 

株式会社そらのCEOの米田氏は

「『あったらいいな』を自由に想像していくことは、ビジネスを考える中でとても重要です。今回の皆様の話し合いで出たアイデアは、ビジネスにとって大事なエッセンス。自分たちも考えつかないような案もあり、近いうちに事業展開できるようにしたいと思わされました。」とグループワークの成果を振り返ってコメント。

 

近い将来、今回出たアイデアが活用されることもあるかもしれませんね。

とかちファンミーティング

グループワーク②株式会社十勝野フロマージュ
テーマ:十勝のチーズ文化の醸成について

2回目のグループワークは十勝でも屈指の人気を誇るチーズ工房「十勝野フロマージュ」から。

 

「チーズの本場・フランスでは、工房を見られる場所が多く、そこでのコミュニケーションも多い。」とお話しした上で、十勝でも同様のことができないかと考えた赤部代表。

どんなチーズを食べたいか、どんな工房に行きたいかなど、みんながチーズをより身近により楽しめる仕組みを考えてほしいというお題でした。

 

個人ワーク・グループトークを経て、先ほどとは反対の順で発表いただきました。

 

【Bグループ】

様々なアイデアがでたBグループ。あえて組み合わせず、ひとつひとつの案として発表いただきました。一部ご紹介します。

・十勝を開催地に世界選手権を開催する

・テーマパークを作る

・チーズをふんだんに使った結婚式プラン

・全国チェーンのピザショップとコラボ

・米に代わる主食としての活用

・お酒造りへの挑戦

など、楽しいアイデアが飛び交いました。

 

【Aグループ】

Aグループは「体験」と「商品」をテーマに、それぞれアイデアを発表。

こちらも一部ご紹介します。

 

・「体験」をテーマとしたアイデア

十勝には30以上の工房があることから、自分の好きなチーズを探す体験や旅ができるのではないかと発想。ナチュラルチーズ工房の食べ比べツアーの実施やチーズづくり体験後に自身が作ったチーズが熟成後に自宅に届くというプランや、チーズコンシェルジュを育成し案内してもらうなど、体験を通してチーズに新しい価値を見出そうという案でした。

 

・「商品」をテーマとしたアイデア

小さい使い切れるラクレットや栄養をたっぷり摂取できるプロテインチーズなど、他にはないアイデア商品を開発することで差別化を目指すという案でした。

 

発表を受けて赤部代表からは、グループごとでアイデアが被らないことに触れた上で、「多岐にわたる意見が出てきて、非常に嬉しく思います。ユニークな発想を柔軟に取り入れ、世界に飛び出して行けるようなチーズを目指していきたい。」とフィードバックをいただきました。

とかちファンミーティング

グループワーク③株式会社満寿屋商店
テーマ:麦楽(ムギタノ)

お話の前に、参加者の手もとに実物の麦が渡ります。

「その麦は、今朝まで十勝の地面に生えていた麦です。満寿屋では、『十勝の価値を多くの人に伝えたい』という思いから、日本一の十勝の小麦でとかちパン王国を目的に邁進しています。小麦・パンで十勝を盛り上げたいと考えています。」と杉山社長が続けます。

これまでの満寿屋での取り組みを紹介し、さらにたくさんの人が小麦・パンを楽しめるアイデアを考えてほしいとお話しいただきました。

 

すでにたくさんの取り組みを進めている満寿屋商店で、他に何ができるか。実際の麦を手に持ちながら、参加者は頭を悩ませます。

そんな中で出たアイデアの一部をご紹介します。

 

 

【Aグループ】

・小麦からパンになるまでの過程を体験できるサービス

小麦を育てる苦労やパンになるまでの道のりを知ることで、小麦やパンを大切に食べてもらうことを目的に、小学校の授業(社会科見学)として取り入れる。

 

・パン食の夜ごはん化

パンといえば朝食のイメージが強いもの。しかし、夜に食べることを習慣化することで、消費量を増やしパンの文化を醸成していくことができるのではないかという考え。

 

・飲み物とのマッチングを探る

ワインに合うパン、コーヒーに合うパン、紅茶に合うパン。パンの種類が多いからこそ、飲み物との相性もそれぞれにあり、それを探ることで新しいアプローチができるのではないかという考え。

 

 

【Bグループ】

・原点回帰パン

子どもになじむパンの開発。子供のころに食べた思い出のパンや小学校の給食で出たような懐かしいパンを再現することで、大人も子供も楽しめるパンの商品開発を進められる。

 

・低アレルゲンパン

アレルギーによってパンを食べられない人に向けた低アレルゲンパンの開発を提案。

 

・小麦アートへの挑戦

すでにパンを使用したパンアートに挑戦している満寿屋商店。次は小麦を活用した挑戦を試みるというもの。

 

 

「小麦に価値を見出すというのは、実は私たち自身も難しく思うことがあります。しかし、今回みなさまから多彩なアイデアをもらうことで、小麦の価値を再認識することができました。食のシーンを広げるなどのアイデアが自分の中でポイントになりそうです。」と小麦やパンについてそれぞれ熱心なアイデアが出たことに感心する杉山社長。

最後には「皆様の意見が次なる挑戦への後押しとなりました。」とお話しくださいました。

とかちファンミーティング

記念撮影

最後は参加者・スタッフ全員で記念写真を撮影。

本日参加いただいた事業者の3名ももちろん一緒です。

 

ニッコリ笑って、ハイ!とかちぃ〜!

 

同じとかちが好きな気持ちの人同士、

グループワーク終了後も参加者内で盛り上がっている様子でした。

とかちテーブルでは、十勝の事業者と一緒に十勝を盛り上げる「とかち未来共創プロジェクト」というページも設けています。

今回、参加者の皆様からいただいたユーモラスなアイデアが、今後プロジェクトとして取り上げれる日も近いかもしれません。

 

これからの「とかちテーブル」に、ぜひご期待ください!

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