2022/08/12
とかちの
カルチャー
2枚目・3枚目の名刺で地域の活性化を目的に取り組んでいます。
akihiro tanihoのまちづくりコラム
魅力的な十勝で活動し暮らす
はじめまして
現在は札幌の建築士です。
十勝では、本業とは別にプライベートで取り組んでいます。
なぜ十勝で?(良くきかれます:笑)
小中と帯広で過ごしていました。その後高校そして社会人と道内各地に居住していました。数年前に帯広で勤務する機会をいただきました。
久しぶりに住んでとても懐かしく、同級生達とも再会できました。当時は帯広が新しい展開へと動き始めている時でもあり、取り組んでいる方々とも年代も近く、たくさんの繋がりが生まる中で、大好きな十勝で微力ではありますが、地域に貢献出来たらと思ったのが今の活動のきっかけでした。これからのコラムでは、十勝の魅力と、一つ一つその活動についてご紹介していけたらと思っています。今回は、そんなプライベート活動のメニューを簡単にご紹介させていただきます。
街中の魅力創造へ
街の展開について色々な方と意見交換する中で、「冬期間の賑わいの創出」というテーマがありました。積雪寒冷地の北海道では「雪のたまり場」の空間が多く生まれます。その空間を有効に活用することができないか?と考えました。本業や今まで居住していきた様々な地域で、街中の再生やまちづくりに関わっていると、この点も共通的な課題の一つでもありましたので、この帯広の空間の利活用を建築目線も交えながら色々検討してみました。
地域らしさを表現し魅力的な観光資源にできればと思い、地域の魅力でもある「丘リンク」を思い出し、また幼少期に街中の賑わいの創出の場であった「ヤングセンター」をイメージし、街の真ん中の空間にスケートリンク(TOKACHI ICE PARK)を有志で取り組みました。開催期間2ケ月で約6千人の方がきて、スケートを楽しみそして交流できる場として創造することができました。現在はコロナの影響で開催できないですが、今後も帯広の街中の冬の風物詩として地域の皆さんと共に育んでいけたらと思っています。
自分自身は街中に「ヤングセンター」の復活を願う一人でもあります~街中に居住区を再生させるには、子供達そして家族が楽しめる環境整備を同時に進めていくことでより早く居住区が街中に戻ってくると感じています。
街中の箱づくり
色々なご縁をいただき、そしてプロジェクトにお声かけしてくれて感謝の気持ちと、共に街の活性化に参加できることを嬉しく思い取り組んでいます。
まちやどの展開より、NUPKA hanareという宿つくり、馬車Barなど、川上段階から関わせていただきました。街全体を宿と見立て、既存の様々な用途に違う建物が街中の間取りとして表現され、自由に回遊することができる街中に、これからさらに育まれていくと思っています。箱つくりでは色々な方からもお誘いいただいており、先日オープンしましたソーゴー印刷さんの「スロウリビング」にもその一つで、その他住宅やリノベーションなど様々な「建築」という部分で貢献させていただけることを光栄に思っています。
これからも「建築」を生かして地域貢献ができればと思っています。
幕別の取り組み
地方では町中の空洞化が課題の一つでもあり、一方でまだまだ健全な既存ストックが多いというのが現状です。建物を活用するには、少しでも早く呼吸を始められるようにしてあげることが重要です。未使用期間が長くなれば再生には費用も多くなり結果再生できないものになっていくからです。この点も色々サポートできる仕組みを現在考えているところです。
また、地域の皆さんには、自分達の住んでいる地域が大好きという想いがありますので、何か想いを動き出せるきっかけができればと考え、築古倉庫をプライベートなのでとても質素ですが簡単なコンバージョンを行い、最小地域交流拠点Makura showcase(幕別の倉庫を地域の表情写し出せる場)を地域の皆さんと共に創り、今はそこに集う想いで皆さんが運営してくれています。ここで生まれてきたものも多く、現在も様々な展開がはじまってきています。